1 名前:ニライカナイφ ★[] 投稿日:2014/10/05(日) 20:15:11.73 ID:???
◆BMWが"ファミリーカー"をつくったワケ~新型「2シリーズ アクティブツアラー」を発表

写真:BMW「2シリーズ アクティブ ツアラー」と日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長


ドイツの高級車メーカー、 BMWは、これまでのイメージとは一線を画す新型車を投入する。
10月1日から日本国内の予約注文を開始した「2シリーズ アクティブ ツアラー」だ。
車高を高めにとった小型のハッチバック車で、価格は332万円から。
BMWブランドのガソリン車として初めて、排気量が最も小さい、
3気筒1.5リッターの直噴ターボエンジンを採用。
そして、後輪駆動(FR)車が定番だった同社として、これも初めて前輪駆動(FF)の車となる。

■”初めて”尽くしのモデルで狙うはファミリー層

“初めて”尽くしのモデルというわけだが、BMWといえば、低めの車高と
「ロングノーズ」とも呼ばれる長いボンネットに特徴を持つデザインの、
セダンやクーペのイメージが強い。
そうした車に親しんできた往年のファンにしてみれば、
このアクティブツアラーには少々複雑な思いを抱くかもしれない。

写真:高級輸入車も小型化の流れが進む


だが、BMW日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長が
「まったく新しい顧客のグループを狙っていく」と語るとおり、
ビジネスの拡大には新規開拓が欠かせない。

そこで注目したのが、「プレミアムコンパクト」と呼ばれる分野だ。
国産車ではトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」のようなコンパクトカーは
もはや不動の人気を得ているが、ここ数年は高級輸入車でも小型化の流れが進んでいる。
そして、その購買層の大部分が、1ランク上を求めて国産車から乗り換えるユーザーなのだ。

小型車での躍進といえば、同じドイツのメルセデス・ベンツが顕著だ。
2012年の「Bクラス」、13年の「Aクラス」、「CLAクラス」、
14年の「GLAクラス」といった“小型車シリーズ”を相次いで投入。
国内販売台数でBMWの後塵を拝した年も過去にはあったが、
これらのヒットで突き放し、ベンツの13年は過去最高の5万3731台を記録。
一方でBMWは4万6037台だった。

もっとも、BMWにも小型車モデルはある。04年から展開している「1シリーズ」や
10年に発売したSUV(スポーツ多目的車)の「X1」が代表的だ。
国産車からの乗り換えも多く、購入した客の7割を占めるという。
ただ、これらの車では訴求が不十分だった顧客層があった。ファミリー層だ。

今回のアクティブツアラーが主要なターゲットとするのが、
週末の行楽などに積極的な家族だという。
そしてクロンシュナーブル社長が「競合車」として名指ししたのが、
上述のベンツ・Bクラスだ。

写真:車内空間はゆったり。頭上も足元も余裕を持った設計


東洋経済ONLINE 2014年10月05日
http://toyokeizai.net/articles/-/49705

※>>2以降に続きます。