1 名前:北村ゆきひろ ★[] 投稿日:2014/07/03(木) 08:02:26.21 ID:???
東京・渋谷と六本木を結ぶ都営バスの24時間運行が、昨年12月にスタートしてから半年が過ぎた。

 運行開始直後こそ上々の滑り出しだったが、乗客はじりじりと減少。当初もくろんだ「都市の24時間化」や
「ライフスタイルの多様化」といった波及効果も今一つで、都庁内からは「これ以上やっても、乗客は増えない」との
冷ややかな声が漏れる。

 日付が変わっても、大勢の人が行き交う土曜未明の六本木。午前1時40分、渋谷行きのバスが出発した。
「バスがなければ歩くかタクシーで帰るしかなかった」と、調理師だという乗客の20歳代女性。
ただ車内を見れば、乗客は15人だけだ。

 24時間バスは毎週土曜日の午前1時過ぎ~同5時過ぎ、渋谷―六本木間で計4往復8便が運行されている。
運転間隔は1時間10分。運賃は現金の場合、大人420円と通常の倍だ。

 それでも、昨年12月21日の運行開始直後は一晩に計300人程度が乗っていたが、年が明けてから低迷。
最近は一晩で計70~80人程度に落ち込み、都交通局も「厳しい状況」と認める。

 24時間バスは「東京を24時間化し、ライフスタイルを変える」との猪瀬直樹前知事の提唱で始まった。
2020年東京五輪・パラリンピックに向け、他の交通機関や集客施設に終夜営業が広がることも期待された。

 渋谷―六本木間は都バスのドル箱路線。都も当初は「需要はある」と自信を見せていたが
接続する鉄道がないことなどが弱点となった。広がりも見えない。

渋谷駅を発着する東急田園都市線と東横線が昨年12月、金曜深夜帯の終電を約30分繰り下げ
六本木の「森美術館」も金曜日の閉館時間を通常より2時間遅らせて、土曜日の午前0時にした。
だが年明けからは、いずれも元に戻った。同館は「大幅に客が増えなかった」などと理由を明かす。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140702-OYT1T50067.html