1 名前:Hi everyone! ★[sage] 投稿日:2014/07/24(木) 17:17:31.19 ID:???
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303828304580044082956328838
写真=iPhone6は5Cや5S(上)より大画面に


 アップルは、新型iPhone(アイフォーン)の生産に向けた準備を進めているが、その規模は当初としては最大になる見通しだ。これは、
従来より大型の画面のモデルにすれば、韓国サムスン電子などが販売する同様の画面モデルに向かっている消費者を引き寄せられる
とみているためだ。

図表=スマートフォンの市場シェア


 関係者によると、アップルは、大型画面のアイフォーン2種(4.7インチと5.5インチ)を12月30日までに合わせて7000万―8000万台
製造するようサプライヤー各社に要請した。

 新型アイフォーン(通称「iPhone6」)の生産見通しは、昨年のアイフォーン「5S」と「5C」(ともに4インチ)の当初の発注台数が5000万―
6000万台だったことからすると、かなり多いと関係者は話している。関係者によれば、新型の2モデルはともに5Sに似たメタルケースを
採用、複数のカラー展開になる公算が大きいという。

 アップルは、ライバルメーカーが大型画面モデルを発売し、顧客が大型モデルを要望しているにもかかわらず、アイフォーンの画面を
比較的小さく維持してきた。大型画面のスマホへの需要はサムスンの追い風になっていた。サムスンは2012年の「ギャラクシーS」の
4.8インチモデルを皮切りに、相次いで大型のモデルを発売していた。

 アップルは22日に14年度第3四半期(4-6月)の決算と、第4四半期の見通しを発表する予定だ。同社はこれまで、新型のアイフォーン
を9月半ばに発売している。

 アナリストたちは、4-6月期のアイフォーンの販売台数が約3590万台だったと発表すると予想している。これは前年同期比15%増
になる。

 関係者によると、アップルにとって大型画面の潜在的な問題点の1つは、新型アイフォーンの画面メーカーが5.5インチ画面の生産の
改善に苦戦していることだ。5.5インチ画面の生産が複雑なのは、この画面が「インセル技術」を採用しているためだ。インセル技術は
タッチセンサーを液晶画面に統合することによって、別個のタッチスクリーン層を入れなくても良くなるため、画面をより薄く軽量にできる
技術だ。

 関係者によると、画面の不良率が高くなる可能性があることを考慮し、アップルは年末までに最大で1億2000万台分のアイフォーンの
部品を準備するよう部品メーカーに要請している。同社は昨年も同様の要請をし、合わせて9000万台分の部品を準備して、サプライ
チェーンにある程度の余裕を持たせた。

 関係者は、5.5インチのモデルがサファイアガラスを採用するとなると、製造がさらに複雑になる可能性があると話している。サファイア
ガラスはガラスより耐久性が高いが、コストも高い。

 アップルのアイフォーンの生産見通しは、アップルの中国移動との提携による需要の急増を見越している。中国移動は世界最大の
携帯通信事業者で、今年に入ってからアイフォーンの提供を始めた。大型画面は中国やその他の新興国でも人気だ。これらの国々
では、主なコンピューターとして、パソコンの代わりにスマホが使われるようになってきている。

 アップルがグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」と対決するなか、アップルの中核市場である高価格の携帯電話市場では、
大型画面の人気が高まっている。カウンターポイント・リサーチによると、世界で5月に400ドルないしそれ以上相当で販売された
アンドロイド機の98%に5インチ以上の画面が搭載されていた。

(>>2以降に続く)