1 名前:幽斎 ★[] 投稿日:2014/08/14(木) 16:10:58.33 ID:???
マクドナルドでまた「衛生問題」が発覚
私服の親子を厨房へ、本社は全店に点検指示
http://toyokeizai.net/articles/-/45447

「期限切れ肉」問題で揺れる日本マクドナルドで、また衛生面のずさんな実態が明らかになった。しかも今回は中国でなく日本の現場だ。
名古屋市内のマクドナルド店舗で8月10日、営業時間内に私服の親子を厨房に入れ、
バーガーやドリンクの用意などを「体験」させている様子を一般客が撮影。
同社は「子ども向け職業体験の一環だったが、本来の制服、制帽着用などのルールが守られず、
誤解を招いた」として謝罪し、全店に実態を点検するよう13日付で指示を出した。

問題が発覚したのは名古屋市北区のスーパーにテナントとして入る店舗。
8月10日午後3時ごろ、来店した男性客がハンバーガーなどを注文してテーブルにつき食事をしていると
幼い子ども2人と母親が店員に付き添われてカウンター内に入り、ドリンクなどを注ぎ始めた。
テーブル席には他に数組の客がいたが、店側からは何の説明もない。あっけにとられる客をよそに、
店員は子どもを抱き上げて、ドリンクを注がせた。バーガーなども子どもたちに一通りそろえさせると、
それを持って親子は満足そうに出て行った。その間、15分ほど。店はまた何事もなかったかのように通常の業務に戻ったのだ。

男性客は「何が起こったか分からず、金縛り状態になった」が、スマホのカメラでいくつかの瞬間を撮影、
「現場ではもう1人の若い店員がまじめに他の客の対応をしていたので、あえてその場では告げず」、店を出てからフェイスブックで知人に「これどう思う?」と投げ掛けた。
すると「いくら子どもでもいかん」「マック終わってる」などの反応とともに、「『マックアドベンチャー』
という子ども向けの仕事体験かもしれないが、公式サイトで見るとこの店は対象外」「帽子をかぶせたり、来店客に告知を出したりするはず」とのコメントも。
そこで公式サイトを通じて本社に画像を送り問い合わせると、「お客様サービス室」からメールで次のような回答が返ってきた。

「店舗へ確認いたしましたところ、当日時店舗では、親子でマクドナルドを体験できる『マックアドンベンチャー』
を実施していたことが分かりました。そのため、厨房内に親子さんとお子様がおり、
お客様にはご不信をおかけしましたことをお詫び申し上げます。何とぞ、ご理解いただきますようお願い申し上げます」
しかし、この回答に男性客はかえって不信を募らせた。
「こちらの疑問にぜんぜん答えていない。マックはいつもこんな状態で仕事体験をさせてきたということ?
この時世にどう『理解』すればいいのか。腹立たしい」

筆者が現場と本社に問い合わせたところ、本社コーポレートリレーション本部PR部が取材に応じた。
それによると、この店舗では今年7月末から「マックアドベンチャー」実施店となり、
すでに30人以上の参加者を受け付けてきた。それが公式サイトにはまだ反映されていなかったという。
そして当日の対応については「本来は親を含めて制服や制帽、エプロンを着用してもらうが、
この日は子どもが帽子をかぶることを嫌がり、泣き出してしまった。しかしせっかく来たからと、
私服のまま体験させてしまった。店員が子どもを抱きかかえるなども本来は逸脱した行為。判断として間違っていた」と釈明した。
マックアドベンチャーは「ストアツアー」などとも呼ばれ、日本法人の創業間もない1970年代から続けられている子ども向け職業体験。
現在は750店舗、年間14万人ほどが参加する人気イベントだという。手洗い、厨房や冷凍庫の見学から始まり、
店員と同じ手順でハンバーガー作りやドリンクの用意を体験する。
営業時間内に行うのは通常通りだが、本来は制服、制帽の子どもが「何かやっている」ことはすぐ分かるため、
特別な掲示などをすることはない。その上で、今回は「現場やお客様センターの回答も説明不足だった。
この時期にわれわれがお客様からどう見られているか、あらためて反省して現場で共有したい」とする。

マックアドベンチャーがうたう趣旨は「マクドナルドの品質や衛生管理に対するこだわりの体験」。
それが今、まったく裏目に出てしまっていることが、同社の迷走の根深さを表していると言えそうだ。