1 名前:柴犬 ★[] 投稿日:2014/09/14(日) 14:01:20.76 ID:???
抜粋したので全文はソースで
「新幹線の父」とも呼ばれる人物が、リニア開発に懐疑的であったという事実はどのぐらい知られているだろうか。
その人物の名は島秀雄という。
おそらく彼らがいなければ新幹線は完成しなかっただろうし、大都市間の旅客輸送の主役は鉄道から飛行機や自動車へと完全に移行していたはずだ。
それだけに、島が新幹線の進化形ともいうべきリニアに疑念を抱いていたというのは、意外な気すらする。

リニアに対する島の立場は一貫している。
それは、技術的にはおおいに研究すべきだが、実用化には慎重にならねばならないというものだった。

島は、リニアを高速で運転するには大量の電力を必要とすることを見抜いていた。
この問題は現在にいたっても解決したとはいえず、リニアの電力消費は現行の新幹線の3~5倍(時速500キロで走行した場合)であることが指摘され、反対論の一つの根拠となっている。

■JR東海がPR誌から削った「新幹線の父」の発言
削られたなかには、《いま世界の鉄道会社やJR各社がスピード競争のようにして盛んに進めているが、
「四百キロとか五百キロとかいった高速を狙うことは振動とか安全面からみて問題だから慎むべきだ」と否定的な見方で警鐘を鳴らしている》、リニア批判ともとれる発言もあった。

■元総裁も!国鉄出身者からあいついだリニア慎重論
元国鉄総裁の仁杉巌は、2002年に行なった講演で中央新幹線の早期実現の必要性を訴えつつも、リニアには慎重論を示した。
その理由として仁杉はまず、リニアの走行や浮上にはかなりのエネルギーが要るであろうことをあげている。
それに加えて、一つの国のなかに高速鉄道のシステムが二つあることになれば、鉄道の線路幅や電気の周波数などのケースと同様、不便なことが起こるのではないかと疑問を呈した。

かつて日本と同じくリニアの研究開発が進められていたドイツでも、ベルリン~ハンブルグ間に路線を建設する計画があった。
しかしこれは結局、2000年に中止されている。
とても巨額の投資を回収できる見込みがなく、環境に悪影響を与え、在来線とのネットワーク化も不十分にならざるをえないなどの理由からだった。

http://news.livedoor.com/article/detail/9250760/